米穀の生産者・小規模事業者の在庫数量等に関する調査結果
 農水省から「米穀の生産者・小規模事業者の在庫数量等に関する調査結果」が公表され、価格高騰の原因は買占めではなく生産量の不足との結論が出たようですが、生産調整により管理されているお米が不作でもないのにパニックになる程不足するとは考えにくいと思っています。
 当店にも「調査協力の要請」が来ましたが昨年も今年も米パニックで在庫はほとんどありません。調査するなら通年在庫と比較する必要があります。パニックは2年連続であり当店の場合。昨年も今年も通年の1/5しか在庫がありません。他の同業者も同様だと思います。
 日本の米相場を動かせる米卸は僅かしかありません。ほとんどの米卸では資金が全く足りず相場を動かすことなどできません。通常、仕入は前年の実績を元に行います。もし大手卸が現実的な相場を無視した高額な金額で大規模農家などから通年実績の何倍もの仕入を行えばJA には米が集まらず需給バランスが崩れ相場は急騰します。
 こうなれば適正な需要と供給による価格形成は崩壊します。
 今回の調査では素性の分からないブローカなどは把握もできていないし調査対象にもなっていないようです。今回の調査は本来の原因を隠すための調査だったように思います。ほとんどの米卸・小売店は玄米を十分に入手できず売上高は伸びても実質販売数量は減っています。その中で超大手と追われる米卸で大幅に販売数量を伸ばし利益を上げた業者がいればそれが買い占めの犯人でしょう。巨大な資本力に物を言わせた買い占めによる価格操作やJAとの集荷競争を規制しない限りこの令和の米騒動は収まらないように思います。しかし利権を狙う大企業と世襲議員が規制緩和を旗印に結託していては無理なのかもしれません。
2025.08.21 12:25 | pmlink.png 固定リンク | folder.png 店主の独り言

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