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福岡県産夢つくし

2018.12.16

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 かつて「福岡米はニワトリも跨いで通る」と言われた時代もあったようですが、それを過去の話にしたのが「夢つくし」です。
 当店は福岡産米の会に入会したことをきっかけに「夢つくし」の販売をはじめました。それまでは大分県玖珠地区のヒノヒカリを販売していたのですが、玖珠産ヒノヒカリはとても美味しく、代わりが務まるか不安でしたが、「夢つくし」が引けを取らないおいしさで驚いたのを覚えています。
 当店が扱ったのはJA嘉穂の稲築地区のレンゲ栽培米「夢つくし」で当初は全く売れませんでしたが、価格が手ごろだったこともあり、しだいにお客様の支持を得て数年で当店の看板商品になりました。
 福岡では「夢つくし」は県民米として扱われ人気が高く、品薄で偽物まで登場するようになり認知度と価格が急上昇しました。県民米でかつ品薄なこともあり地産地消で県外にはほとんどでなくなり、当店では仕入価格が上がったこともあり10年ほど前から取扱を中止していました。
 東北大震災以降の九州米人気もあり、美味しい九州産米を探していたところ、今年その「夢つくし」が幸運にも手ごろな価格で入手できましたので販売を再開します。かつてのJA嘉穂のレンゲ栽培ではなく、JAむなかたの慣行栽培ですが食味は大いに期待しています。
 来年以降の取扱は今年のお客様の評価しだいです。