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稲の生育状況

2020.07.30

 今年は梅雨の期間が長く、九州や東北では川が氾濫して農作物に被害が出ていますが、お米はさほど影響はないようです。
 梅雨の長雨で日照不足となり生育は遅れていますが、お米はまだ出穂していない時期のため田が冠水してもさほど影響はないとのことでした。
 今のところ北海道は順調なようですが本州は全体的に平年作の予想です。
 ただお米は多少不作でも剰っているので価格は若干下がりそうです。

コロナウイルスの影響について

2020.05.08

 コロナウイルスによる緊急事態宣言の影響が米穀業界にも及んでします。量販店は広告による特売を自粛し、外食産業も営業の時間の短縮や営業自体の自粛を行っています。このため米業界でも卸業を主とする会社や店舗ではかなりの売上げ減となっているようです。
 当店は幸い家庭用販売が中心のためほとんど影響は受けていませんが、一人でもスタッフに感染者や濃厚接触者が出た場合には営業を停止することになります。
 スタッフには体調管理に注意し、マスクの着用や店内の消毒をこまめに行うように指示はしていますが、お客様もご来店の際はできるだけマスクの着用にご協力をお願いいたします。
 当店では営業時間や休業日等には変更はありません。

米パニック

2020.03.04

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 最近、コロナウイルスに関するマスコミの報道でトイレットペーパーの買い占めが起きるなど騒動になっていますが、なぜかお米まで巻き込まれつつあるようです。
 お客様の中にも「ニュースになってるけどお米は大丈夫」と時々質問を受けるようになりました。お米は十分な在庫があるのに、マスコミがどこかのスーパーの小さな棚が空っぽの映像を放送してパニックを煽っているように思います。政治的意図で騒ぎを煽っているようにすら勘ぐってしまいます。
 しかし少々の買い占めではお米はなくなりません。いくらでも仕入れることができるのに品切れになるには、元々の発注数が少なかったとか限定販売だとか、単に納入業者に補充能力がなかったなど理由は他にもいくらでもあると思います。騒動に踊らされても一部の業者をもうけさせるだけです。
 常識で考えれば分かることです。米パニックもマスコミが煽らなければ起きなかったことです。マスコミに踊らされず事実を見極めて冷静な判断をお願いします。米パニックの二の舞は懲り懲りです。

佐賀県産米について

2019.12.11

 ニュースでも報道されていますが佐賀県産米が日照不足や台風の影響による塩害や水害、害虫ウンカの影響で作柄が著しく悪く入荷のメドが立っていません。米粒は小粒で乳白に濁った粒が多く入荷しても平年の食味を維持しているとは到底思えません。従って今年の佐賀県産うるち米は販売できないと思います。
 もち米も2等米で小粒で精米すると粒が割れやすく抵抗を抑えないと機械が故障してしまいます。しかし品質は悪くても品薄で価格は高騰しています。一部スーパーでは現状とかけ離れた不思議な価格で販売されていますがどの様な経営努力をしているかは不明です。
 当店としてはできる限り良質なものを確保するよう努力しています。

新潟県産コシヒカリ

2019.05.30

 最近、新潟県産コシヒカリの仕入れ値が高騰しています。30年産が不作のため予想されていたことですが、上げ幅は予想以上です。
 当店は魚沼産も含め秋に1年分の原料を確保していますので価格は据え置いています。今年の夏が冷夏ならさらに値上がりしそうです。

新米の入荷状況

2018.10.01

 今年の新米の入荷が遅れています。
 北陸産米は天候不順等で刈り遅れぎみとの情報もあり、通年なら9月下旬に入荷する新潟産コシヒカリも輸送の手配が取れないとの理由でいまだに入荷日が決まっていません。
 どこの産地も収穫も出荷も順調にいっていないようです。また価格も北海道の不作の影響や輸送費の値上げで今年も値上がりは確実です。
 当店では新米がある程度でそろうのは11月中旬になると思われます。

平成30年産早場米

2018.08.22

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 そろそろスーパーなどの量販店には新米がずらりと並びはじめましたが、今販売されている九州・四国の早場米は平年より品質が落ちるようです。当店にも徳島県産が入荷していますが昨年の方がはるかに良かったと思います。例年販売している三重県産コシヒカリも今年は品質が著しく悪いようで、昨年も作柄が悪く2等米しか入手できませんでしたが昨年以下の品質なら今年の販売は見送る予定です。
 しかし仕入価格はJAが強気で昨年よりも値上がりしています。低価格米はいまも品薄で入手できない状態です。
 今年は29年産より少し値下がりするとの噂もあったのですが逆に値上がり傾向のようです。クロネコの運賃見直し以降輸送費も大幅に値上げされていてその分も販売価格に含めるとそれなりの値上げ幅になると思います。

米穀小売業者の減少

2018.07.23

もうすぐ8月です。
秋が近づくと廃業する米穀専門店がでてきます。在庫の最も少なくなる時期なのでタイミング的にも節目になるのでしょう。
 業界全体が衰退しているなか高齢化や人手不足も重なって同業者が減ることは致し方ないのですが寂しく思いますし、不安にもなります。堺北の小売組合もかつては100件ほどありましたが今は30件ほどに減りました。
 残っている同業者のなかでも当店のような家庭用中心の米穀専門店はさらに少数です。当店の生命線はこだわりのおいしいお米を手ごろな価格で販売することです。 
 しかし大規模小売店は価格しか追求しませんので、おいしいお米にこだわって栽培している小規模農家はコスト的に対応できずさらに減少すると思います。これからはおいしいお米を確保するために仕入ルートの確保もしなければならなくなりそうです。
 政府は農業の6次産業化・7次産業化を叫んでしますが小規模農家を切り捨てて日本の農業が成り立つとも思えません。これから日本の農業と小売業はどうなるのでしょうか?

高級ブランド米の投げ売り

2018.06.16

 最近、米卸が新米の作柄等の動向を見ながら高級品種や特別栽培米などを在庫処分しはじめています。低価格米は相変わらず不足していますが、当店では特別栽培米「宮城県産ササニシキ」や特別栽培米「滋賀県産みずかがみ」を格安で入手しました。
 通常なら「山形県産つや姫」や「北海道産ゆめぴりか」と同格のこの2品種のお米をこの夏限りの特別セールとして価格を2ランクほど下げて販売します。
 「ささにしき」も「みずかがみ」も良質米地域のJAで栽培された特別栽培米です。特に「ササニシキ」はかつて東の横綱と称された高級銘柄米で、今は関西での入手難度がかなり高いレアな品種です。
 ぜひこの機会にお試しください。

小売価格の上昇

2018.02.23

 昨年秋から仕入れ価格の上昇が止まりません。昨年秋に仕入れた時には高いと感じた価格が今ではとってもお得な価格になっています。
 当店は秋にまとめ買いしたり、年間契約しているお米が多いため一部のスポット商品を除いて秋以降値上げはしていませんが、スーパーなどの量販店ではかなり価格が上がっているように思います。
 作柄は平年並みと聞いていたのですがなぜか原料玄米が品薄になっているのが原因です。当店も今は産地からまとまった数量を仕入れることができません。
 業界内には3月または5月以降に米が出てくるとの噂もありますがあてにはなりません。主食も規制緩和の大義名分のもとに投機の対象として価格操作されるようになったということなのでしょうか?
 30年産米からは減反政策がなくなるとのことですが、増産量は限られていて、新米も値下がりは見込めないとの読みもあるようです。
 当店では主力商品は在庫が品切れするまで現在の価格を維持しますが、低価格商品だけはやむなく3月より値上げいたします。
 ご容赦ください。

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